今の相場について考察します。
ひとつの意見としてご参考までに。
目次
S&P500
現状の確認
1/3の最高値から下落継続し、一度1/10から1/12まではリバウンドがありましたが、1/12の十字線を境目に再び下落に転じました。
1/19時点で最高値から-4.5%まで下落しました。
この下げの理由として、利上げスピード加速の懸念、消費の減速などが原因と考えられています。
現在は以下の様になっています。
ボリンジャーバンド:-2σタッチ
ボリンジャーバンドの幅:拡大開始
RSI:38.23
RSIの向き:下向き
50日移動平均線の向き:横向き
50日移動平均線より:下で推移

出典:Trading View
私の考え
ボリンジャーバンドが拡大した状態で下落しているためバンドウォークの下落が起きる可能性があります。
直近の下値の目処として4500ポイントをみるのが妥当でしょう。
仮に上に上昇しても、下値を結んだトレンドラインの4650ポイント付近、もみ合いがあった4725ポイント付近がひとつの抵抗線として機能すると考えられます。
日経
現状の確認
1/19に-2.8%をつける大陰線となりました。
12/3,12/20につけた安値よりも低い終値となりました。
これにより、9月から開始された三角持ち合いを下にブレイクしました。
現在は以下の様になっています。
ボリンジャーバンド:-3σタッチ
RSI:36.80
RSIの向き:下向き
5日移動平均線の向き:下向き
25日移動平均線の向き:上向き
移動平均線より:下
空売り比率:48.6%
騰落レシオ(6日):54.65
騰落レシオ(25日):85.93

出典:株探
私の考え
短期で一気に下がりましたので、明日リバウンドが入る可能性が大きいです。
しかし、三角持ち合いをブレイクした状態なので、今回の下げをダマシとするためには、再び三角持ち合いの中に入る必要があります。
それには、終値で28000円近くまで戻る必要があります。
逆に、終値で28000円近くまで戻らなければ、下落が継続すると考えられます。
下値の目処は少なくても27000円まではあるとみるのが無難です。
今回の下げでは、後場に一気に売りが加速した現象がありました。

出典:株探
これは、日銀のETF買いを防ぐためだったと推測されます。(日銀は前場で一定以上の下落がないと後場で買わないため)
つまり、前場の安値である27740円付近から無理やり下げさせられたというのが今回の現象です。
この強制的な下げによる買い戻しがあると思いますが、まだ27740円から離れきっていないため、下げが続くのではないかというのが自分の考えです。
ちなみに、マーケットカレンダーによると、1/20,21の勝率は45%、39%だそうです。
まとめ:米国株、日本株ともにもみ合い相場の中の下落中
米国株、日本株ともに下落展開となりました。
ここからは安易に上昇したからと飛びつくのは危険ですので、しっかり底堅いのを確認してから入りましょう。
V字回復はめったに起きないですよ。
ちなみに、リバウンドが再開しても資金がグロースにすべて戻るかは怪しいところがあります。
長期金利の上昇、セクターローテーションなどについて、今後しっかり勉強して投資していきましょう。
ではまた。
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