今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
S&P500はFOMC議事録発表後に急落
S&P500は大発会で最高値をわずかに更新の良いスタートを切りましたが、その後FOMCの議事録発表前の様子見モードとなり、1/5の議事録発表で急落しました。
その後も回復することなくずるずる下がり、高値から2%以上下落しました。
現在はボリンジャーバンドのマイナス側にいて、相場は弱い状態にあります。
また、RSIも47と一転売り圧力が強い状態となりました。

出典:Trading View
現在は50日移動平均線にタッチしている状態となり、今日明日がサポートできるかブレイクされるかの瀬戸際になっています。
また、下落した場合の次のサポートラインは、10月につけた安値と12月につけた安値を結んだ線があります。
このラインを割り込む場合は、下値切り上げによる上昇相場の終了を意味しますので、再びボックス相場に突入すると考えられます。
一方、上方向の場合も、高値が抵抗線になりますので、簡単に上昇できるかは微妙なところでしょう。
FOMCの議事録ではQTに関する議論も出てきました。
これは長期金利の上昇を招く可能性が大きくなりましたので、株式市場にとってはネガティブになるので注意が必要です。
また、こちらの記事では、NYダウでは1月の相場と1年通しての相場の相関が高いという結果があります。
そのため、1月のパフォーマンスが悪い場合は1年のパフォーマンスも悪くなる可能性が高くなるので要警戒です。
日経もFOMC発表後により急落
日経も大発会で急上昇を見せましたが、FOMCの発表後に急落する展開となりました。
日経は高値を結んだ抵抗線にちょうどぶつかったタイミングでしたので、この下落は想像できた方も多かったかと思います。
現在は下値支持線にも挟まれた形の三角持ち合いの中にいます。
上下の線どちらも2,3回はタッチを完了していますので、上下どちらかにブレイクされるタイミングが近いです。

出典:株探
また、今週はMSQとなっており、ヘッジファンドの仕掛けが入りやすい週になります。
そのため、ボラが大きくなると考えられますので注意が必要です。
現在の空売り比率は47.8%、騰落レシオは104.84となっています。
空売り比率は下落後の上昇、騰落レシオは一度上昇後に下落した状態です。
空売り比率は高くなっているのでリバウンドは近い可能性があります。
ちなみに、マーケットカレンダーによると、1/11,12の勝率は55%、42%だそうです。
まとめ:米国株、日本株ともに調整局面の最中
米国株、日本株ともにFOMC議事録発表後に下落する展開となりました。
米国株は調整かレンジ相場入りかの瀬戸際です。
日本株は空売り比率の上昇もあって下落が長引く可能性は低いかと思います。(過去1ヶ月間で最高は11/26の51.5%)
また、ここからはグロース投資からバリュー投資への転換になると考えられます。
FOMCの発表で長期金利が上昇を開始しているので、今後どのセクターが強くなって、どのセクターが弱くなるか、しっかり勉強して投資していきましょう。
勉強する際は下記の本などがオススメです。
ではまた。
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