今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
目次
S&P500は最高値更新後も堅調に推移
S&P500は4日連続で上昇し、最高値を更新後も大陽線をつけて上昇トレンドを堅持しました。
また、28日は陰線で終わる展開になりましたが、小幅減となり相場の強さが現れているようにも見えます。
現在はボリンジャーバンドの+2σ付近に位置する局面で、比較的強いバンドウォークの上昇トレンドと見ることができます。
また、RSIも60近くと上向きであるため、買い圧力が優勢になったと見て取れます。

出典:Trading View
引き続き懸念点としては、ここ数日の出来高が少ないことが挙げられます。
これはクリスマス休暇に入った機関投資家がいることが要因と考えられます。
そのため、通常よりも少ない資金で下落することが可能になるため、注意が必要です。
仮に下落する場合、直近高値の4700ポイント付近が下値支持線として働く可能性が大きいため、そこを割り込むかで相場の強さを判断するとよいでしょう。
また、その下にも50日移動平均線がありますので、その2つをブレイクしない限り強気継続と考えてよいでしょう。
ただし、1月頭にFOMCが開催されますので注意が必要です。
このFOMCで利上げの早期化、BSのお話がどうなるか注目です。
日経は75日移動平均線に抑えられ再度下落
日経は12/28に29121円をつけ、12/16の29070円を上回る上昇を見せました。
月曜に米国市場の大幅上昇を受け、様子見ムードからリスクオンのムードになったのが要因とされています。
しかしながら、75日移動平均線に抑えられる形となり、29日は陰線で終わる展開となりました。

出典:株探
現在は75日移動平均線と5日移動平均線に挟まれる形となり、上値を再度試すか、そのまま下落に転じるかの攻防になっています。
仮に上方向であれば、9/14から続いている三角持ち合いをブレイクする状況にもなりえるので、その後再び強いトレンドが続く可能性が考えられます。
しかしながら、現在はクリスマス後の出来高の少ない時期なので、上昇トレンドが発生するための力は出にくいと考えられます。
上昇トレンドがはっきり表れるためには、大発会以降の出来高を伴った大陽線が必要になると考えられます。
現在の空売り比率は43.1%、騰落レシオは96.10となっています。
空売り比率は再度上昇、騰落レシオも上昇している状態で、空売りによる上昇の燃料の増加と騰落レシオの悲観の改善が起きていますが、判断が難しい状況です。
ちなみに、マーケットカレンダーによると、大納会の12/30の勝率は45%だそうです。
まとめ:米国株は上向き、日本株は移動平均線をブレイクするかに注目
米国株は上向き、日本株は移動平均線に抑えられている展開となりました。
米国株は上昇相場継続が強いですが、日本株は出来高を伴ったブレイクが大発会で起きるかに注目だと考えられます。
また、ここからは来年の景気拡大、後退を意識した投資を考える必要があります。
金利がどう動くか、どのセクターが強くなるか、弱くなるかを考える必要が出てきます。
しっかり勉強して投資していきましょう。
ではまた。
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