今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
目次
S&P500は50日移動平均線を一時割り込むハラハラ展開
S&P500は15日から陰線が続けて起き、月曜は一気に50日移動平均線を割り込む展開となりました。
これはマンチン上院議員が2兆ドル規模の税制・支出法案を支持しないと表明したことが大きな下げが生じた理由となっています。
しかしながら、火曜はギャップアップのスタートからの大陽線で一気に50日移動平均線の上で終える展開となりました。

出典:Trading View
現在は50日移動平均線を超えたとはいえ、これがダマシの可能性が拭いきれない状況です。
そのため、まだ上にも下にもいける状態になっています。
ただし、上は4710ポイント付近を3回試して更新できずに終わっているため、上値が重い展開が続くと考えられます。
また、もうすぐクリスマスが始まり、機関投資家がクリスマス休暇に入るため出来高が少なくなります。
このため、市場に残ったヘッジファンド等が仕掛けしやすい状況になり、お金を持っている参加者が思う方向に行きやすい状態になっています。
そのため、ボラが激しくなる可能性があるので注意が必要です。
日経は三角持ち合いのレンジ相場継続
日経は12/20に大陰線をつけた危ない展開となりましたが、無事上昇し、三角持ち合いの典型的なレンジ相場を継続しています。
現在は5日移動平均線と25日移動平均線の間にいる状況で、こちらも動きにくい状況と言えます。
この三角持ち合いをブレイクしたときがトレンドの発生と考えられますので、そこに追随する準備をするのが妥当でしょう。
現在の空売り比率は42%、騰落レシオは78.69となっています。どちらも売られすぎ、買われすぎとは言いにくい状況です。

出典:株探
こちらも機関投資家がクリスマス休暇に入るため出来高が少なくなるため、仕掛けが入りやすい状態となるので注意が必要です。
ただし、上値は29070円がひとつの山場となると考えられます。
まずは明日5日移動平均線を割り込むか注目し、慎重に乗るのが有効でしょう。
まとめ:日本株、米国株ともにダマシかどうか確認を
米国株、日本株ともにどちらに動くか予想しにくい展開が続いています。
ただ、上値がまだ重い展開が続いていますので、上値を買う場合は出来高を伴ったブレイクができるか注目するといいでしょう。
また、12月ということで年末に向けた利益だし、損だし、相場サイクルを考えた機関投資家の銘柄入れ替え等が発生します。
ここからは来年の景気拡大、後退を意識した投資を考える必要があります。
金利がどう動くか、どのセクターが強くなるか、弱くなるかを考える必要が出てきます。
しっかり勉強して投資していきましょう。
ではまた。
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