今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
目次
S&P500は月曜から一気に流れが変わった
S&P500は先週まで下落基調が続く展開でしたが、月曜、火曜と大陽線の上昇となりました。
これは、オミクロン株の騒動が一段落したのが要因と言われています。
また、オミクロン株の追加の話として、ファイザーのワクチンは3回目接種で中和できると発表がありました。
オミクロン株の騒動が要因だとすると、今後も株式市場は上向きに働く可能性が高いでしょう。
実際にS&P500は50日移動平均線を飛び越え、ボリンジャーバンドの+側、RSIも50を超えて買い目線となりました。(バンドウォークについて知りたい方は【応用編】ボリンジャーバンドの利用例【順張り、逆張り時の本当の使い方】の記事を読んでみてください)
今週中に高値を抜けるかどうか試す展開が起きるでしょう。

出典:Trading View
一方で、パウエル議長のテーパリング加速について議論するという発言も要注意です。
その議題については12月14,15日のFOMCで明らかになります。
この話題が終了するまで、上昇一本調子ということにはならないと考えられます。
さらに米債務上限問題の話もあるので注意が必要です。
日経も上に仕掛けが入り上昇したが
日経も火曜に大きな陽線をつけて上昇を開始しました。
特に火曜は28500円が意識された攻防が続き、終わりで100円以上下げて28500円をわずかに超えない展開となり、超えさせたくない思惑が出ました。
しかし、買いの圧力が強い状態で水曜になり、一気に28860円を超えて終わりました。
現在はボリンジャーバンドの-1σからも脱出しましたので、反転上昇が起きたと見るのが自然です。

出典:株探
しかしながら、中期目線でいくと高値切り下げのレンジ相場となっていますので、29000円以降は上値が重い展開になる可能性が考えられます。
そのため、ここから先は追随して買うよりも、一旦様子見するのが無難でしょう。
高値をブレイクできてから追随するのが安全策だと考えられます。
まとめ:米国、日本株ともに追随するなら慎重に
米国株、日本株ともに一気に上昇しましたが、ここから先は突っ込み買いをすべきかというと微妙なところです。
ここから先は高値をしっかり上回れるか様子見してから投資するのが安全策だと言えます。
大事なことは、ここから再度下落する可能性もあるということを意識することです。
焦らず相場を見ていきましょう。
上記で述べたようなテクニカル分析の知識を身につけてみたい方は下の本で勉強するのがオススメです。
ではまた。
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