今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
目次
S&P500はFOMCの様子見で上がりにくい展開が続く
S&P500は下落基調が続く展開となりました。
オミクロン株の騒動に加え、パウエル議長のテーパリング加速について議論するという発言がもたらしたものとなります。
その議題については12月14,15日のFOMCで明らかになります。
この話題が終了するまで、上昇入りするのは厳しい展開が続くと考えられます。
現在はRSIが42と低水準で、出来高を伴いながら下落しています。
また、ボリンジャーバンドの-1σによるバンドウォークの下落基調になっているため、下げの圧力が強い状態になっています。
(バンドウォークについて知りたい方は【応用編】ボリンジャーバンドの利用例【順張り、逆張り時の本当の使い方】の記事を読んでみてください)
さらに、大きな節目である50日移動平均線を終値ベースで下回る展開となりました。
以上から、トレンドとしては上に戻るための圧力、要素が少ないのも相まって、これまで通り下落基調、もしくは低迷になると考えられます。

出典:Trading View
また、オミクロン株ですが、現在はまだ症例が少なく、今後どうなるかは不明です。
しかしながら、症状は軽症という報告があいついでいること、既存ワクチンが効かなくても、新ワクチンの作成供給が早期に可能であることから、注意はしつつも神経質になる必要はないと言えます。
さらに米債務上限問題の話もあるので注意が必要です。
日経はSQで仕掛けが入るかに注目
日経は下落基調が続いていますが、12/3から下落が止まる展開となりました。
現在はボリンジャーバンドの-2σから脱出を開始したので、一旦は反発が起きやすい場面が起きそうです。
RSIも23と十分小さくなりましたので、膿を取り除き始めたと見て良いでしょう。
今後はじりじりと下値を切り上げていけるか、5日移動平均線を終値ベースで超えられるかが注目となります。

出典:株探
しかしながら、今週は日経はSQがあるので注意が必要です。
例年SQの週はヘッジファンド等が上下に揺さぶりをかけて利益を取ろうと画策してくる週なので、波乱が起きやすくなります。
そのため、今週の水曜、木曜は警戒しておくと良いでしょう。
安全策としては、今週は様子見、もしくはトレンドに従ったデイトレ、程度が良いでしょう。
まとめ:米国株は上値重い、日本株は波乱の週になるか
米国株、日本株ともに下げ基調が続く相場となりました。
指数でかなり下落がおきましたので、ここからは底値を確認していくフェーズになります。
ただし、上昇が確認してからでも遅くはないので、焦らず相場を見ていきましょう。
上記で述べたようなテクニカル分析の知識を身につけてみたい方は下の本で勉強するのがオススメです。
ではまた。
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