今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
目次
S&P500はテーパリング加速懸念で急降下
S&P500はダブルトップを形成後の下落基調からさらに加速する展開となりました。
これは南アフリカ変異株の騒動に加え、パウエル議長の発言がもたらしたものとなります。
パウエル議長はインフレ動向について「一過性」の表現を取り下げ、テーパリングを加速させるかについて議論をするという趣旨の発言をしました。
これにより、市場では利上げ加速を懸念して株価は下落しました。
現在は再びRSIも50を下回り、出来高が大きな陰線をつけました。
トレンドとしては上に戻るための圧力、要素が少ないため、これまで通り下落基調になると考えられます。
現在ボリンジャーバンドの-3σにタッチしている形なので、一度短期のリバウンドがある可能性があります。
現在は50日移動平均線も近づいているため、そこを節目としてリバウンド可能か注目になります。

出典:Trading View
また、パウエル議長はテーパリングを早めるための議論を考えても良い、という発言であり、利上げを早めるという発言とは異なります。
このすり合わせができるかが今後注目でしょう。
また、オミクロン株ですが、現在はまだ症例が少なく、今後どうなるかは不明です。
しかしながら、症状は軽症という報告があいついでいること、既存ワクチンが効かなくても、新ワクチンの作成供給が早期に可能であることから、注意はしつつも神経質になる必要はないと言えます。
さらに次のイベントとして、米債務上限問題、12月にテーパリングの加速が議題に出る可能性という話があるので注意が必要です。
日経はここが底になるかが注目
日経も下落基調が続き、ついに28000円を割れましたが、本日陽線で終わり、下げ止まる展開となりました。

出典:株探
こちらも上昇する明確なサインが出ていないため、しばらく下値付近の展開が続くでしょう。
明日以降でこの下値が固定されるか、さらに下落するかに注目です。
現在はボリンジャーバンドの-3σにタッチしてからの反発&バンドウォークの下落の最中にいるので、下もしくは-3σ~-1σまでの幅での横展開が考えられます。
現在は5日移動平均線が下向きでもありますので、上値目処は移動平均線の値である28500円付近が予想されます。
まとめ:米国株、日本株ともに底値を確認するフェーズ
米国株、日本株ともに荒れた相場となりました。
指数でかなり下落がおきましたので、ここからは底値が近くなると考えられます。
底値を確認できたら一度打診買いしても良いフェーズかもしれません。
打診買いする際はテクニカル分析で知識をつけてからの方が損が少なくすみますので、この機会に勉強してみてください。
勉強したい方は下の本がオススメです。
ではまた。
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