今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
目次
S&P500はダブルトップを形成し下落基調へ
S&P500は前回の話の通り、ダブルトップを形成する形になり、弱気サイン発生後、金曜に一気に下落しました。
南アフリカ変異株の騒動で一気に売られ、安全策として債券に資金が流入して長期金利が下落しました。
その結果、ハイパーグロース株が買われる局面となりました。
現在はRSIも一気に50を下回り、トレンドとしては上に戻るための圧力、要素が少ないため、このまま下落基調になると考えられます。
次の下値目処は、4520-4550ポイント付近を試す下落が考えられます。
しかしながら、現在ボリンジャーバンドの-2σにタッチしている形なので、近々一度下げ幅縮小orリバウンドが起きると考えられます。
そのリバウンドでしっかり反発できるか、バンド幅が拡大して下落が続くかが勝負となります。

出典:Trading View
さらに次のイベントとして、米債務上限問題、12月にテーパリングの加速が議題に出る可能性という話があるので注意が必要です。
日経も下落方向継続か
日経も水曜に下落して下値切り上げのサポートラインを割り込み、木曜は上昇するも下値切り上げのサポートラインが上値抵抗線と切り替わる形となり、金曜に一気に下落と、典型的な教科書どおりの動きになりました。

出典:株探
こちらも上昇する明確なサインが出ていないため、月曜も下落は続くと考えていいでしょう。
日足ベースで見ると、直近安値付近の27200-27500円付近を意識する展開が予想されます。
しかしながら、週足ベースで見ると、ボリンジャーバンドの-1σにタッチしている形になっています。
週足のボリンジャーバンドは狭まっている状態になっているので、このまま下落して-2σ、-3σに到達しても、週後半もしくは来週は一度リバウンドが開始されると予想されます。

出典:株探
その後は米国株同様バンド幅拡大の下落基調になるか反発できるかが勝負となります。
まとめ:米国株、日本株ともに週前半は要注意
米国株、日本株ともに週前半は要注意の相場となります。
もし南アフリカ変異株によって動いたという考えの方は、その調査動向を追うようにしましょう。
例えば、経口薬が効くかどうかについて、こちらのように記載があります。
ウイルスの外側にあるスパイクタンパク質を標的とする多くの新型ウイルスワクチンとは異なり、ウイルスが自分自身のコピーを作る際に使う酵素を標的とすることで効果を発揮する。
さらに、ワクチンの効果や供給についてはこちらのように記載があります。
米製薬大手ファイザーと独製薬企業ビオンテックが、南アフリカなどで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に従来のワクチンが効かない場合は、対応するワクチンの供給を100日以内に始める方針だと伝えた。
このような動向を確認していきましょう。
また、私のようにテクニカル分析で判断している方は、チャートをよく分析することをオススメします。
今回まで南アフリカ変異株の話は一切知りませんでしたが、テクニカル分析を用いることで今回の下落を予想できた結果となりました。
理由は、チャートのテクニカル分析で弱気サインが出ていたのをちゃんと確認したため、テクニカル分析で下落タイミングだと判断したからです。
私のように下のようなテクニカル分析の教科書で勉強するだけでも、今回の下落を予想、対処することが可能なケースが出てきます。
もしまだ読んだことが無い方は下の本で勉強してみることをオススメします。
ではまた。
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