今の相場について考察します。
あくまで私個人の考えなので鵜呑みにせず、ご参考までに。
目次
S&P500は高値更新できるか勝負
S&P500は前回の話の通り、日曜時点でボリンジャーバンドの+1σと+2σの間で終えることができました。
その結果、再び上昇基調に戻ったと考えることができ、実際に上昇して高値付近まで戻すことができました。
今週は高値更新できるかが注目になると考えられます。
もし高値を更新できない場合は、再度下落になるため、ボリンジャーバンドの+1σを割るか(上昇の強さがなくなるか)、直近安値を割り込むか(再度調整期間に入るか)に注意を払う必要があります。

出典:Trading View
一方、週足では、前回の話と同様、過熱感があることが伺えます。
下のグラフからみてわかる通り、直近の週足をみても、週足で+2σを超えているのはかなりまれです。
そのため、今週は高値付近で再び跳ね返される可能性もあります。
高値更新をして来週にバトンを渡せるか、高値付近でもみ合う形になるかが注目になります。

出典:Trading View
以前から言っている通り、11月、12月、1月はアノマリーとして米国株は強い傾向があるので、相場に従うアノマリー投資の方が勝つ確率は高いと言えます。
直近のイベントとして、FRBのパウエル議長が再任されるかがあります。
パウエル議長が再任されない場合、最有力候補はブレイナード氏が挙げられます。
しかしながら、プレイナード氏もハト派であるため、金融政策は両氏で変わらないという見方が出ています。
そのため、このイベントは重要ではありますが、株式市場に大きな波乱を生む可能性は低いでしょう。
日本株は日経が今週勝負
日経は直近高値の29900円付近で反落し、29600円付近まで下落しました。
高値付近で止まっているようにも見えるため、今週中に高値を超えられるかが勝負になります。
また、下値切り上げが形成されていますが、下値を結んだ支持線として29500円があります。
もし高値を更新できなかった場合、この下値支持線を割り込むかが次の勝負になります。

出典:株探
まとめ:米国株、日本株ともに今週は勝負どころ
日本株、米国株ともに今週は高値を更新できるかが勝負です。
ただ、米国株は上昇速度が速すぎたので高値で停滞する可能性があります。
日本株は高値を取れずにいるので、再度チャレンジしてとれるか、無理なら下値支持線がサポートになるかがポイントになるでしょう。
下値支持線や高値更新がポイント等、チャート分析を勉強したい方はマーケットのテクニカル分析をオススメします。
テクニカル分析の教科書と呼ばれる本なので、一度読むといいでしょう。
今後についてですが、来年の春以降は厳しい相場が来ると予想されるので、今のうちに良い銘柄を選別する必要があると思います。
ではまた。
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