スポンサーリンク

投資の勉強③:株価=EPS×PERを理解する

スポンサーリンク
投資の勉強
スポンサーリンク

投資をこれから始める方に向けて投資で役立つ知識を解説していきます。

今回は「株価=EPS×PER」です。

スポンサーリンク

概要

株価=EPS×PER

株価は2つの値で表すことができます。

それは、「EPS」と「PER」です。

ではこのEPSとPERは何なのでしょうか。

EPSとは

EPSとは、Earnings Per Shareの略で、「1株あたり当期純利益」を指します。

 

「純利益」とは、すべての収益から税金やコストを支払ったあとに残る、純粋な企業の利益のことを指します。

 

「1株あたり」ということは、企業が稼いだ利益を1株あたりで割るということになります。

例えば、純利益が1億円で、発行株式が1000万株の企業のEPSは、

1億円/1000万=10円になります。

 

「当期」がついているのは、毎期ごとに得られる利益が異なるからです。

例えば、商品をたくさん売れて利益が増えれば、その年の純利益も伸びます。

逆に、商品が例年よりも売れなければ、利益が減るのでその年の純利益も減ります。

つまり、毎期ごとの企業の利益を表します。

 

EPSは純粋な企業の利益ということですが、これは言い換えると、「1株あたりのその年の実質的な株の値段」とも言えます。

なぜなら、その株によって生まれたお金(利益)がEPSの値に等しいことになるからです。

 

PERとは

PERとは、Price Earnings Ratioの略で「株価収益率」を指します。

これは、「(利益が今の時点と仮定したときに)投資資金を回収可能な期待年数」ということを意味します。

例えば、ある企業に投資するとき、その企業への投資資金を5年と短期で回収できると見込んだときは、PERの値は5倍となります。

逆に、30年かけて回収できると見込んだときはPERの値は30倍となります。

 

このように、PERはどのくらいの年数で回収できそうかという、投資家からの期待値となります。

 

株価=EPS×PERになる理由

復習すると、

・EPSは「企業1株のその年の値段」

・PERは「投資資金を回収可能な期待年数」

となります。

これによって株価は決まります。

例えば、EPS=200円、PER=10倍とします。そうすると、株価は2000円となります。

これはつまり、「その年の値段が200円の企業の株を、10年で投資資金が回収できると投資家が判断した」値段が株価になります。

つまり、企業側の提示した利益に対して、未来まで含めた価値を投資家が織り込むことで株価が決まります。

では、これを知ることで投資方法にどのように役に立つでしょうか。

 

投資方法

EPSから銘柄を分析する方法

EPSを利用した投資方法として、EPSの変化率から銘柄を分析する方法があります。

 

株価=EPS×PERなので、PERが固定なら、EPSが上昇すると株価は上昇し、逆にEPSが減少すると株価は下落します。

 

例えば、年々預金が減らされる銀行にお金を預けたいと思いますか?

答えはNOですよね。

株も同じで、企業の利益が年々減っていくような企業は良くない企業だということが分かります。

EPSが年々低下している、もしくは上がったり下がったりと変動が激しい企業は、何か経営に難があるということになるので、投資しないほうがよいということになります。

逆に、年々利益が増大している=EPSが増大している企業というのは、良い経営をしているということの証拠なので、投資先として良いということになります。

 

ただし、例外として、EPSが一時的に減少している企業の中には、先行投資といって利益度外視で先にマーケットシェアを取ろうとしている企業もあります。

これは、最初に市場を席巻すれば、他社が後から追随するときの参入障壁になり、結果として利益を維持できることになります。

その点だけはビジネスモデル等を見定める必要があります。

 

PERから株価を分析する方法

PERは投資家からの期待値なので、今の株価が割高か、割安かを判断する指標になります。

PERを用いる判断方法として、例えば

・同業種の銘柄のPERと比較

・同じ銘柄の過去のPERと比較

などがあります。

 

同業種の銘柄との比較であれば、今の景気や市場の動向による投資家からの期待は同じように受けるので、それに比べて対象の銘柄が他の銘柄とPERが高いか低いかを見ることができます。

これにより、期待の矛先として出遅れている(後々上がる)銘柄を探すことが可能になります。

 

同じ銘柄の過去との比較であれば、今が平均よりも安いか高いのかが判断材料になります。

例えば、決算が良い(EPSが上昇している)のにPERが過去平均よりも下回っている場合は、市場サイクルとして単純に見落とされている可能性があるので、今後の株価上昇が期待できる可能性があります。

市場サイクルについて理解したい方は「相場サイクルの見分け方」という本を参考にしてみてください。こちらの記事で解説しています。

因みに、過去のPERの平均値を出せるものとして、マネックス証券の銘柄スカウターがあります。

口座開設者は無料で使用できますので、銘柄分析する方にオススメです。(口座開設も無料です)

 

PERで鵜呑みにしてはいけないこと

よくある話で、「PERが15倍以下なら割安」などというものがあります。

しかし、これを鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら、どの銘柄企業もビジネスモデルが異なるのに、すべての銘柄に同じ尺度で測るということ自体が間違っているからです。

メーカーのように工場を立ててものを売る企業もあれば、ネットビジネスのようにサービスを提供して利益を得る企業も存在します。

そのため、同じ尺度で測ることは不可能です。

 

ですので、PERを用いて割高、割安を判断する際は、比較対象を吟味する必要があります

 

まとめ

株価=EPS×PERという式で表すことができます。

この式は、株価というのは企業の業績(内部要因)と投資家からの期待(外部要因)で決まることを示しています。

片方だけを分析するのではなく、両方の視点を持つことが大事なのです。

投資について他にも勉強したい方は、こちらで紹介した本を読んでみると良いでしょう。

 

投資で余裕のある人生を。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました