ソニーの決算分析【2020年度3Q決算】

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ソニーの決算発表が2/3にありました。

 

目次

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決算内容まとめ

3Q決算内容

3Qの決算発表内容は、

売上高:前年同期比+9.5 %

営業利益:前年同期比+19.7%

EPS:前年同期比+63.4%

となりました。

 

これにより、今期予想で売上高、営業利益ともに過去最高益の予想となります。

また、期末配当の予定額が発表され、1株あたり30円になりました。これにより、昨年度実績に対し10円増配となりました。

 

決算のハイライト

一番伸びた事業はゲーム & ネットワークサービス分野です。

売上高は、前年同期比+40%の8832億円となりました。

これはPS5の導入効果によるものが大きいです。

ハードの売上に加え、オンラインマルチプレイ等を利用できるPlayStationⓇPlusも大きく寄与しています。

そのPlayStationⓇPlusの加入率は12月末時点で87%と高水準になっています。つまり、ユーザの満足度の高いサービスを提供できていることになります。

PlayStationⓇPlusは毎月定額のサブスクリプションサービスなので、この加入率が高いということは安定した収益が確保できることになります。

 

一方で、意外なところでマイナスに寄与したのがイメージング&センシング・ソリューション分野です。

これは、コロナウイルスの影響でスマホ等のモバイル機器の売上が減少しているため、それに伴いモバイル機器に搭載するイメージセンサが減少したのが大きな要因です。

また、研究開発費及び減価償却費の増加もあって利益率も下がっています。

ここまで見ると、イメージセンサ事業を心配するかもしれません。

しかし、今後はイメージセンサ事業は急拡大することが予想されるので、心配する必要はありません。

なぜなら、今後は自動運転でイメージセンサというものが必要になるからです。

 

今後の予想

自動運転では事故を起こさないために物体の視認能力が必要になります。

その機械にとっての目は、このイメージセンサになります。

そして、事故を起こさないためには、信頼性の高い製品を搭載する必要があります。

つまり、高い技術を持っている企業が、今後活躍することが期待されます。

 

では、ライバル企業はどうでしょうか。

現在のイメージセンサ市場はスマホが一番大きいので、市場のシェアを見てみます。

こちらの記事によると、スマホのイメージセンサ市場において、2020年上半期のシェアは、1位がソニーの44%、2位のサムスンの32%となっています。

これを見ると、ライバル企業はサムスンだとわかります。

しかし、サムスンは自社のスマホのために使わなくなった工場で作り始めたものがベースとなっています。

そのため、自動運転向けに新たにイメージセンサーを製造するためには大規模投資する必要があり、拡大するのが難しいと分かります。

このことから、現状1位のシェアを持ち、かつ2位と差をつけているソニーが、自動運転の分野で活躍できることが期待されます。

 

まとめ

現在のソニーはゲーム、音楽、映画、イメージセンサ、金融といった強い柱ができています。

多くの事業でお金を稼ぎ、その利益をイメージセンサ等の研究開発費に充てる、という良い循環ができています。

このイメージセンサの技術力を維持できていけるかが今後の注目点になるでしょう。

現状を踏まえると、ソニーは今後も伸びると考えられるので、長期投資にオススメです。

 

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投資で余裕のある人生を。

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