現在の市場を見ていきます。
目次
日経は小康状態、TOPIXは切り下げ
日経は27500円を抵抗ラインとして超えられるかどうか小康状態でした。
陰線が3連続の三羽烏が出たため、トレンドとしては弱い形になりましたが、金曜日に一気に逆転し、終値で27500円をわずかにブレイクしました。
一方、TOPIXを見ると、同様に陰線が3連続出現して弱気状態になり、金曜日は陽線でしたが高値を抜けない状態になりました。
TOPIXと日経の違いとして、前回12/14の高値を超えられたかどうかに違いが出ています。
TOPIXは既に超えていますが、日経はまだ超えられていません。
そのため、日経だけ戻りが弱い状況なので、今後TOPIXの後追いで高値を超えるかに注目です。
しかし、仮に超えられたとしても、TOPIXが示す全体の相場感は弱気が出ているので、注意が必要です。
特に日経は、一度下落すると2000円~2500円程度は簡単に下落するので要注意です。
また、日経のEPSは切り下がっていることがわかります。
このことから、深追いは禁物と言えるでしょう。
先物は現在上げていますが、雇用統計発表後のドル高円安によるものだと考えられますので、あまり上昇期待を強く持つとしっぺ返しが来る可能性があります。
米株は上げ調子に陰りか?
米株を見ると、S$P500は前回高値を超えた綺麗な上昇相場になりました。
しかし、金曜日に発表された雇用統計で、この上昇相場に少し陰りが現れた形になりました。
現在は年後半に利下げを織り込んでいる状態なので、ここで利下げ思惑剥がし、利上げ回数増加に繋がると、再度下落する可能性が出てきます。
チャートの形は未だに上昇相場継続の状況なので、ここからボリンジャーバンドの+1σを維持できるか、前回高値を死守できるかが注目です。
NAAIM指数でも、買いの勢力が強かったことがわかります。
一方で、買いの余力が少なくなることで、上値が伸びない可能性も出てきました。
注目の日
2/14以降の米国の指標発表はこちらになります。
特に注目する指標の発表は
2/14:CPI
2/23:PCEデフレータ
になります。
この指標で、年後半の利下げ思惑剥がし、利上げ回数増加に繋がることになるか、要注目です。
以上。
【参考】
以下、オススメ本
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