【初心者向き】ボリンジャーバンドとは【確率論の話から脱却!トレンド把握にも使える便利ツール】

投資の勉強
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ボリンジャーバンドについて説明します。

よく言われている確率論についての指摘と反例を交えながら、どういう意味なのか改めて記載します。

初心者の方、今までなんとなく使用していた方、「バンド内に収まる確率」と考えていた方に対して、新たな発見があると思うので是非読んでください。

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ボリンジャーバンドとは?

ボリンジャーバンドは、価格変動の中で、現在価格がどのくらい高いか低いかを表したテクニカル指標のひとつです。

ボリンジャーバンドは中心線(単純移動平均線)とその上下に値動きの幅(標準偏差)をもたせた線を加えた複数の線のことを言います。

表現は標準偏差=σ(シグマ)で表現し、主に-3σ、-2σ、-1σ、+1σ、+2σ、+3σがあります。

 

ボリンジャーバンドで使用される中心線は単純移動平均線であり、日足では20日移動平均線か25日移動平均線が主に用いられます。

日本株では25日移動平均線がよく使用されているため、25日移動平均線を中心線として使用されることが多いです。

 

この中心線に加えた線(-3σ、-2σ、-1σ、+1σ、+2σ、+3σ)の計算方法は以下の通りです。

±1σ:25日移動平均線±1×標準偏差
±2σ:25日移動平均線±2×標準偏差
±3σ:25日移動平均線±3×標準偏差

標準偏差は25日間の価格のばらつき具合を計算したものになります。

そのため、価格のばらつきが大きいと標準偏差は大きくなり、ボリンジャーバンドの幅(バンド幅)も大きくなります。
逆に、価格のばらつきが小さいと標準偏差は小さくなり、バンド幅は小さくなります。

 

ボリンジャーバンドはバンド内に収まる確率というのは本当?

よく、以下のように記載されている内容があります。
「ボリンジャーバンドはこのバンドに収まる確率を示しており、そのバンド内に収まる確率は、
±1σの中に収まる確率⇒約68.3%
±2σの中に収まる確率⇒約95.4%
±3σの中に収まる確率⇒約99.7%
このため、例えば+2σを超える確率は4.6%しかないから、超えたときは異常事態である!つまり長続きしないから売りである!」

 

これは本当でしょうか。

例えば、実際に図を見るとわかる通り、+2σを超えてから7日間も続いています。

もし+2σを超える確率は4.6%というのなら、これが起きる確率は0.046^7=4.3×10^-7となり、奇跡に近くなります。(調べると分かりますが、これと似たケースは頻発しています。)

そのため、この確率の考え方は間違っていることになります。

また、これを空売りで入ると大きな含み損になることも分かります。

そのため、確率論を鵜呑みにして逆張りとして利用するのは危険であることが分かります

出典:株探

 

よって、バンド内に収まる確率と考えるのはあまり得策とは言えません。

ボリンジャーバンドは単純移動平均線とその上下に標準偏差をもたせた複数の線である、ということだけ覚えましょう。(ボリンジャーバンドはそれ以上でもそれ以下でもありません。)

 

-----補足-----

確率の話が間違っている理由として、上記の確率の話は「価格の値動きが、ある一定の平均・分散を持った正規分布に従う独立の確率変数」であるという前提があります。

しかしながら、価格は連続性を持って推移しているので独立変数ではありません。

また、日毎の値動きもある一定の平均・分散を持つことはないです。

そのため、仮定が間違っていることになり上記の考え方も間違っていることになります。

もちろん、従属変数であっても何かの確率に収まるはず、という考え方もできますが、従う確率分布が正規分布であるとは限りません。

銘柄、期間などによって従う確率分布が個々で異なることはチャートの非類似性からも明らかです。

2σの中に収まる確率⇒約95.4%などは正規分布に従ったときの確率であるので、正規分布ではないとき、この確率の値を鵜呑みにすることは誤りとなります。

いずれにせよ、正規分布に従わないなら、どんな確率であるか毎回不明であるし、仮に正規分布に従うとしても反例が多いので、確率論を考えるメリットが無いでしょう。

ならばいっそ確率論は無視し、ただの標準偏差をもたせた複数の線と考えた方が懸命です。

-----補足終わり-----

使い方

ここではボリンジャーバンドの使い方について説明します。

使い方は主に3つあります。

トレンド把握に利用

ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差を組み合わせたものとなります。

そのため、移動平均線と同様トレンド把握にも適しています

例えば、中心線が上向きになっている場合はトレンドが上方向に動こうとしているのが分かります。

これにより、トレンド方向がどちらに向いているかを把握することが可能です。

出典:株探

 

 

値動きの激しさの把握に利用

ボリンジャーバンドを見てみると閉じたり広がったりしているのが分かります。

ボリンジャーバンドが閉じていることをスクイーズ(squeeze:絞る)、広がっていることをエクスパンションと言います。

このスクイーズとエクスパンションは交互に繰り返されます。これは、株価は必ず上昇(下落)相場とレンジ相場が発生するからです。

ボリンジャーバンドがスクイーズされている状況は値動きが穏やかで、逆にエクスパンションされている状況は値動きが激しくなります。

そのため、視覚的に相場がどちらか分かりやすいので、値動きが穏やかなときは監視しておき、いざ動き出してボリンジャーバンドが広がり始めたときに初動に乗る、という方法があります。

このように、値動きのは激しさを知るのにボリンジャーバンドは利用できます。

値動きが激しいときはその分利ざやが稼げるので、短期的に利益を得ることが可能です。

一方で、損失も大きくなりやすいので注意が必要です。

手法として、ボリンジャーバンドが狭まっているときに下値ラインで買いを集めておき、値動きが激しくなって上に上昇するのを待つというのがあります。

出典:株探

 

 

まとめ:「バンド内に収まる確率」からは卒業しよう

ボリンジャーバンドは、価格変動の中で、現在価格がどのくらい高いか低いかを表したテクニカル指標のひとつです。

ボリンジャーバンドはあくまで単純移動平均線とその上下に標準偏差をもたせた複数の線であり、それ以上でもそれ以下でもありません。

確率の定義の仕方から誤りがあるため、「バンド内に収まる確率」という考えは持たないことをオススメします。

また、単純移動平均線と標準偏差を表したものなので、トレンド把握。値動きの激しさの把握に適しています。

是非投資タイミングに活用してみてください。

 

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また、テクニカル分析ではマーケットのテクニカル分析がオススメです。

が、注意点として確率論の話も記載されているので、一度自分でよく考えて知識習得を行ってください。

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次回は中級編として、具体的な手法ついてに説明していきます。

 

ではまた。

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